各章ごとの違いをつらつらと書いていきます。
改訂3版を買うか迷ってる方の参考になれば幸いです!

全体に関して

今回ページ数が増えた関係と、昨今の物価高騰やらの影響で、本体価格は2,400円から2,700円+税(2,970円)となりました。
ページ数は、改訂2版が296ページだったのに対して、改訂3版は328ページとなり、32ページ増えていますので、価格は上がってしまいましたが、その分内容も充実していると思います。

第1章 Sassのキホン

大幅な変更は行っていませんが、CSSの進化にあわせた形で全体的な文書の見直しを行っています。
また、ブラウザ上でカンタンにSassを試す方法が、Sass公式の「Sass Playground」に変更になっています。

第2章 Sassの利用環境を整えよう

現在のフロントエンド開発に合わせるため、またまた全面刷新しました。
改訂3版では、Dart Sassでの利用環境を整える内容に変更しており、初学者の方でも導入が容易になるよう、VS Codeの拡張機能を使ったコンパイル方法と、実務でも使っていけるように、npm scriptsを使ったコンパイル方法の2つを解説しています。

ちなみに、初版では Ruby Sass を使って利用環境を整えましたが、改訂2版では Node.js と LibSass を使った内容にしており、タスクランナーでは現在安定した人気のある、Gulp を使って解説していました。

第3章 これだけはマスターしたいSassの基本機能

全体的な文書の見直しはもちろんのこと、今更ですが、Sassで扱える文字コードに関して追記しています。
また、@import が非推奨になったことに伴い、@use と @forward についても追記しています。

第4章 高度な機能を覚えてSassを使いこなそう

Dart Sassになってから、関数はモジュールを読み込む必要が有るため、主に関数に関して加筆・修正をしています。

第5章 現場で使える実践Sassテクニック

改訂3版ではGulpを使っていないため、Gulpに関する内容は削除しています。
その代わり、AI(ChatGPT)を活用したテクニックを追加しています。
また、まだLibSassを使っている方も多いと思われるため、LibSaasからDart Sassに移行するための手順も追記しています。

第6章 さまざまなフレームワークやツールでSassを使う

章タイトルを変更し、Sassが使えるフレームワークなどを紹介しています。

第7章 Sass全機能リファレンス

関数の分類を現在のSass公式サイトと同じにして、グローバル関数以外はすべてモジュールを読み込むことを前提にしたコードに修正しました。何気に関数は全文書き直しています。

今回もたくさん変更しています

前回の改訂版の時も、必要最小限の変更でいけるんじゃないか?と思ってスタートしましたが、結果としては、全体的に大幅な変更を行うことになりました。
何だかんだと、改訂2版から7年の歳月が経過しているので、色々状況が変わっていますね。

Dart Sass に合わせて変更したのが1番の変更点です。
ちょうど執筆開始した頃に、もう Gulp は昨今の人気的に考えも厳しいかな?と思っていたら Gulp 5 が登場したのはかなり衝撃的でした。
そのため、引き続き Gulp を使った環境構築にするか迷いましたが、もう少し長い目で見た場合、環境依存も少なく安定して使える、npm scripts を使った環境構築の方が良いだろうと判断して変更しました。

そんなわけで、今回も頑張って執筆していますので、良ければ改訂3版もご購入ください!
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